iPhoneでApple IDを削除する：注意事項とおすすめの方法

Apple IDはApp Store や iCloud などiPhoneの諸サービスを利用する際の不可欠なアカウントです。また、App Storeで購入したアプリもApple IDに紐付けられています。なので、Apple IDのパスワードを忘れたなどの場合にこれらのサービスを利用できなくなります。中古のiPhoneを購入した場合、以前の使用者のApple IDアカウントが残されていることにより、正常にiPhoneの機能にアクセスできないケースもあります。この記事では、iPhoneを正常に使用できるよう、Apple IDを完全に削除する注意事項と操作方法を紹介します。

Part 1：Apple IDを削除する前に知っておくべき注意事項

Apple IDを削除しても、事前に万全な準備をしないと削除後に色々と問題が現れる可能性があります。それを回避するために、以下にまとめたApple IDを削除する前に知っておくべき注意事項を確認してください。

• iOSが最新バージョンであることを確認します。そうでない場合は、「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順でタップして最新バージョンに更新を行ってください。
• Apple IDを削除すると、関連するiCloudを使用できなくなるので、iCloud 上に保存される写真やビデオ、文書ファイルなどがすべて削除されます。iTunes などでパソコンからバックアップデータを作ってデータが失われることを回避します。
• iCloudやApp Store、FaceTime、 iMessageなど、削除したいApple IDに関連するすべてのサービスでサインアウトを行ったほうがいいです。この操作をしないと、新しいApple ID でサインインする時に削除されたApple ID のパスワード入力が要求される場合があります。

Part 2：おすすめのApple ID の削除方法まとめ

以上の注意事項を確認して、必要な準備を済みましたらApple IDを削除する実際の作業に入ることができます。ここでは、Apple IDを削除できる方法を4つおすすめします。

おすすめ方法1:iPhoneから直接削除する

持っている複数のApple IDから特定のApple IDを削除したい場合や、別のツールを介さないでApple IDをシンプルに削除したい場合は、iPhoneから直接削除するという方法があります。ただし、この方法を利用するとiPhoneが初期化されるので注意してください。では、その具体的なやり方を紹介しましょう。

ステップ1. iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開き、「一般」をタップします。

ステップ2. 「一般」画面の一番下にある「リセット」オプションを選択します。

ステップ3. 次に、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。これで、iPhoneが初期化され、Apple IDが削除されます。

おすすめ方法2:iCloudの「iPhoneを探す」機能を通じて削除する

Apple IDを削除したい場合は、iCloud の「iPhone を探す」機能を使用して初期化することによって実現できます。この方法を利用する場合もiPhoneの設定とデータが削除されるので事前にバックアップを作ることがおすすめです。では、iCloudの「iPhoneを探す」機能を通じてApple ID削除する手順を紹介します。

ステップ1. パソコンのブラウザから iCloud.comにアクセスします。Apple IDとパスワードを入力してサインインします。

ステップ2. iCloudの管理画面のメニューから「iPhone を探す」を選択します。

ステップ3. それで、Apple ID と関連付けられるiPhoneの現在位置などの情報が表示されます。オプションから「iPhoneを消去」を選択して、次の画面でもう一度「消去」をクリックするとiPhoneが初期化され、Apple IDが削除されます。

おすすめ方法3: iTunes 復元の初期化機能を通じて削除する

iPhoneを初期化してApple IDを削除するには、iPhoneからの直接操作およびiCloud の利用以外に、iTunes復元の初期化機能を利用することもできます。この方法を使うには、「iPhoneを探す」機能がオフになっていることが必須なので注意してください。では、実際の操作手順を見てみましょう。

ステップ1. iPhoneをケーブルでパソコンに接続して、パソコンでiTunesを起動します。

ステップ2. 初期化したいiPhoneの管理ページに入り、「iPhoneを復元」を選択します。

ステップ3. ポップアップしたメッセージ画面で、もう一度「復元」をクリックしてiPhone初期化を開始します。初期化が完了されたら、Apple IDが削除されます。

おすすめ方法4:専用ソフトを利用して簡単に削除する

Apple IDを削除したいよくある理由のひとつは、Apple IDのパスワードを忘れたことです。この場合は、Apple IDに関連する様々なサービスが利用できなくなります。以上で紹介したiCloudとiTunesを利用した方法では、Apple IDのパスワードが分からないと通用しません。ここでは、Apple IDのパスワードを忘れた場合でも削除できる専用なソフト「AnyUnlock」を強くおすすめします。

「AnyUnlock」を利用すると、パスワードの入力は一切不要で、簡単な数ステップだけでApple IDの削除を完成できます。Apple IDが削除されたら、すぐに新しいApple ID でiPhoneの機能にアクセスできるようになります。以下は、「AnyUnlock」でiPhoneのApple IDを削除する手順となります。

その前に、まず、AnyUnlockをパソコンにダウンロードしてインストールします。

ステップ1. ソフトを起動して、画面上の「Apple IDを削除」を選択します。

ステップ2. 次の画面で「開始」ボタンをクリックしてプロセスを開始します。

ステップ3. 画面上の指示に従って、ケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。

ステップ4. iPhoneが正常に検出されたら、iPhoneの情報が表示されます。それから、「今すぐ解除」を選択します。

ステップ5. 画面上の指示に従って、iPhoneで2要素認証を行ってから「続く」ボタンをクリックします。

ステップ6. iPhoneの情報をもう一度確認して、「ダウンロード」をクリックしてファームウェアをダウンロードします。

ステップ7. ダウンロードが済みましたら、「今すぐ解除」をクリックして解除を開始します。

ステップ8. 解除が完了されたら、次の画面が表示されます。画面に書いてある手順に従ってデバイスを設定します。

まとめ

ここまでは、iPhoneでApple IDを完全に削除する前の注意事項や操作方法を説明しました。iPhoneでApple IDを削除するには様々な方法が利用できます。

もしApple IDのパスワードが分かる場合は、iPhoneから直接リセットするか、iCloudまたはiTunesを通じてiPhoneを初期化することでApple IDを削除できます。

もし、Apple IDのパスワードを忘れた場合は、パスワード一切不要な専用ソフト「AnyUnlock」を利用することをおすすめします。ソフトはApple IDの削除以外にも豊富な機能が搭載されているので、まずは無料版をダウンロードして体験してみましょう。